症状が改善したら別のところが痛み出した…なぜ?

鍼灸施術を受け「あれ?痛みが楽になった!」と喜んでもすぐに、「今度はこっちが痛い…」なんていうことが時々あります👀
これは多くの場合、身体が良い方向へ向かっている過程によるものです😊
この仕組みについて解説していきます💡

【考えられる理由】
1. 好転反応
身体の自然治癒力が高まる過程で、一時的に以下のような変化が起こります。
・隠れていた痛みの表面化: 最もつらい痛みが軽減すると、その陰にあった他の痛みが出てきます。
・血行改善による感覚改善: 血行が良くなり圧迫されていた神経が解放されると、鈍っていた感覚が戻る過程で一時的な痛みや違和感が生じることがあります。
・老廃物の排出: 血行改善に伴い、体内の老廃物が排出される際に、だるさや軽い痛みを感じることがあります。

2. 体のバランスの正常化
長年の痛みをかばうことで生じた他の筋肉や関節の痛みや、正しい姿勢を取り戻す際のリハビリ痛が生じることがあります。

3. トリガーポイントと関連痛の変化
主要な痛みの原因(トリガーポイント)が改善されると、関連痛のパターンが変わることがあります。

4. 感度アップ
強い痛みに慣れていた脳が、主訴の痛みが和らぐことで、他の小さな不調にも気づきやすくなります。

5. 広汎性侵害抑制調節(DNIC)の働き:
鍼の刺激により、痛みを感じにくくする身体の機能が活性化され、一時的に痛みの感じ方や場所が変わることがあります。

これらの反応は、通常数日から1週間で自然に落ち着き、身体が良い方向へ向かっている証拠です🌿
不安な場合は、遠慮なく鍼灸師にご相談ください♪

2025年06月16日